内輪山と外輪山に囲まれたカルデラの底・池之沢"地熱サウナ"周辺から仰ぎ見る夏の天の川はまた格別です。内輪山「丸山」の稜線に沿って昇ってくる天の川は、地球の自転により時間をかけてゆっくりと天空を横切って行きます。空高く昇ってくると、南の低空、いて座・さそり座から天頂付近の夏の大三角の中を通り、北東低空の秋の星座・カシオペア座に至るまで雄大な"川の流れ"を見ることができます。宇宙船・青ヶ島号の巨大な丸窓から望む天の川は、まさに銀河系の姿そのもので感動的です。夏の星座・いて座付近が銀河系の中心方向に当たるためもっとも太く明るく、秋の星座・カシオペア座付近は淡くなっているのがわかります。
内輪山・丸山と外輪山に囲まれたカルデラ内=池之沢(村営ふれあいサウナ付近)から360度の写野を持つ“円周魚眼レンズ”で捉えた夏〜秋の天の川。銀河系の数千億個からなる無数の星々と光を遮る暗黒帯(高密度の分子雲)が重なり合い複雑な構造に見えます。
(撮影データ:8mm円周魚眼レンズ 絞りF3.5 露出20秒 ISO感度6400 固定撮影) 内輪山・丸山の稜線に沿うように夏の天の川が昇ってきます。このような光景が見られるのは春先(明け方)〜7月上旬(宵の口)までですが、夏は空高く天の川が見えるので絶好の観望シーズンです。
(撮影データ:8mm円周魚眼レンズ 絞りF3.5 露出30秒 ISO感度4000 固定撮影 ※部分トリミング)
(撮影データ:8mm円周魚眼レンズ 絞りF3.5 露出20秒 ISO感度6400 固定撮影) 内輪山・丸山の稜線に沿うように夏の天の川が昇ってきます。このような光景が見られるのは春先(明け方)〜7月上旬(宵の口)までですが、夏は空高く天の川が見えるので絶好の観望シーズンです。
(撮影データ:8mm円周魚眼レンズ 絞りF3.5 露出30秒 ISO感度4000 固定撮影 ※部分トリミング)
さそり座、いて座〜わし座にかけての約7分間の星の軌跡です(20秒露出の複数枚の画像を合成して作成)。星々が天空を移動しているように見えるいわゆる“日周運動”は、地球の自転によるものです。ふれあいサウナ周辺からだとちょうど南側が少し開けているので、さそり座のしっぽの部分まで見ることができます。
内輪山・丸山から昇る夏の大三角付近の天の川です。はくちょう座の真ん中はこのように密度の濃い天の川が流れているため、良く晴れると無数の星々で埋め尽くされます。1分強の露出で星を追尾して撮影しているので、丸山が若干流れて写りました。
(撮影データ:24mm 絞りF4 露出66秒 ISO感度1600 小型赤道儀で自動追尾 ※部分トリミング) 同じく内輪山・丸山から昇る夏の大三角ですが、薄雲の通過による“天然フィルター効果”で明るい星がにじみ、さらに写る星の数が減り星座がわかりやすくなりました。いわゆる怪我の功名です。池之沢から空を見上げると、よく東の空から低い雲が流れてきます。
(撮影データ:24mm 絞りF4 露出44秒 ISO感度3200 小型赤道儀で自動追尾)
内輪山・丸山から昇る夏の大三角付近の天の川です。はくちょう座の真ん中はこのように密度の濃い天の川が流れているため、良く晴れると無数の星々で埋め尽くされます。1分強の露出で星を追尾して撮影しているので、丸山が若干流れて写りました。
(撮影データ:24mm 絞りF4 露出66秒 ISO感度1600 小型赤道儀で自動追尾 ※部分トリミング) 同じく内輪山・丸山から昇る夏の大三角ですが、薄雲の通過による“天然フィルター効果”で明るい星がにじみ、さらに写る星の数が減り星座がわかりやすくなりました。いわゆる怪我の功名です。池之沢から空を見上げると、よく東の空から低い雲が流れてきます。
(撮影データ:24mm 絞りF4 露出44秒 ISO感度3200 小型赤道儀で自動追尾)